滋賀県大津市 みらい動物病院滋賀県大津市みらい動物病院

滋賀県大津市を中心に診察しているみらい動物病院のWEBサイト。時間外診療(休診日、夜間)・往診ご相談ください。 トリミング施設、ペットホテルも併設しております。

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慢性・難治性皮膚疾患でお悩みの方


・皮膚科学に基づいた検査・診断から、適切な治療方針を決定します。
・投薬治療のみに頼った治療ではなく、スキンケア療法、食事療法、インターフェロン療法、免疫抑制療法、現感作療法など、
幅広い選択肢の中からその子に合った治療を提案しています。
特に、院内で行う特殊なスキンケア療法は、今までの治療以上に効果を発揮しています。

スキンケア療法に関しての最新の情報は、院長ブログにて随時更新しておりますのでご覧下さい。

皮膚科診療

動物病院に来院するわんちゃんで上位トップ3に入る疾患が「皮膚病」です。
特に、痒みや脱毛を伴う皮膚疾患は非常に多く、なかなか改善せずに悩んでいる飼主さまを数多く見かけます。
当院ではこの痒みや脱毛を伴う難治性皮膚疾患の診療に力を入れており、難治性皮膚疾患のセカンドオピニオンで
来院される方々が非常に増えております。

インフォームド・コンセント

痒みや脱毛を伴う皮膚疾患は非常に多くあり、発症時期、発症期間、過去の治療歴、病変部の範囲によっては、

『問診』や『必要な検査』、『皮膚科学の概要』『治療方法の選択』、『治療目標』、『来院頻度』等の説明に、通常より多く時間がかかる事がございます。

特に高額になるアレルギー検査・治療、ホルモン検査、スキンケア療法が必要になる皮膚疾患の場合には、多くの時間を使って説明し、
飼主さまの検査・治療へのご希望をお聞きしながら診療を行います。

また、当院では皮膚疾患でのセカンドオピニオン来院の場合、必要な情報を確実に得る為、専用の問診票をご用意しております。
予めご自宅でご記入頂くか、来院時に受付にてご記入願います。

検査及び診断

前述のように、皮膚疾患には非常に多くの原因があり、難治性皮膚疾患の場合はアレルギー、内分泌疾患、自己免疫疾患、腫瘍など皮膚の治療だけでは改善しないことが多くあります。
一般的な皮膚検査、治療で改善が認められないケースでは、以下の検査を行い治療方針を決定していきます。

☆血液一般検査
☆ホルモン検査
☆アレルギー検査
☆その他特殊検査

☆血液一般検査
血球検査 赤血球・白血球数など
生化学検査 コレステロール・中性脂肪・肝臓・腎臓・コレステロール・中性脂肪・血糖値など
※費用の目安 2500~9000円
【検査意義】
皮膚病変を引き起こす基礎疾患が無いかのスクリーニング検査です。この結果によりホルモン検査の必要性や使用薬の選択を行います。
血液一般検査のみで診断がつくことはありません。必ず他の検査と併用して実施します。

☆ホルモン検査
・甲状腺機能検査 血中甲状腺ホルモン濃度測定:4500円~(税抜)

・副腎皮質機能検査
①ACTH刺激試験:10000円~(税抜)
②副腎超音波画像診断:2000円~(税抜)
③尿比重及び尿コルチゾール・クレアチニン比測定:5000円(税抜)
【検査意義】
アトピー性皮膚炎、感染症、脂漏症、脱毛、毛艶、フケ、皮膚バリア機能などに影響するホルモンです。
甲状腺機能低下症や副腎皮質機能亢進症は、一般的な診療では見落とされやすく、その状態で治療を開始しても、悪化や再発などが見られます。
当院でも、特にセカンドオピニオンで来院されたワンちゃんで、多くの治療症例があります。

☆アレルギー検査
○アレルゲン特異的IgE検査
環境アレルゲン22項目、食物アレルゲン18項目
検査費用:12000円(税抜)

犬アトピー性皮膚炎を薬で抑えるのではなく、体質を改善するという新しい治療法(減感作療法)をご希望の場合は、必須検査となります。

○リンパ球反応検査
・主要食物パネル9項目 検査費用:18000円(税抜)
・除去食パネル9項目 検査費用:18000円(税抜)
全項目検査セット45000円(税抜)
【検査意義】
アレルギー性皮膚炎の場合、その原因となっているアレルギー物質(アレルゲン)を特定し、そのアレルゲンを回避しなければ痒みなどの症状が継続する要因となります。
特に食物アレルギーがある場合、アレルギー用の療法食であってもアレルギーの原因になっていることが、最近の研究で明らかになっている為、アレルゲンを特定し回避することができれば大きく改善する可能性があります。

また、アトピー性皮膚炎(ハウスダストなどの環境アレルゲンが関与)の場合、アレルゲンを完全に回避する事は困難ですが、アトピー性皮膚炎に特異的な治療法や治療薬の選択肢を提示することができます。
難治性皮膚疾患には多くの原因が関与していますが、アレルギー性皮膚炎に対する診断・治療が不十分で改善しない症例が数多く認められるため、
アレルギー検査の結果を受けた治療方針の決定が非常に有効になります。

☆その他特殊検査
○病理組織検査 皮膚組織生検 
検査費用:13000円~(税抜)
(局所麻酔、全身麻酔が必要な場合は別途)
【検査意義】
自己免疫性疾患や腫瘍、原因不明の脱毛症の場合に実施します。

○薬剤感受性検査 細菌培養感受性検査 
検査費用:8000円(税抜)
【検査意義】
過去に抗菌剤の投薬治療歴がある場合や、抗菌剤投薬に反応の悪い膿皮症が認められる場合、
耐性菌による細菌性皮膚炎を疑い、有効な抗菌剤を選択するために実施します。

薬物療法

皮膚病治療の中心となる薬物療法には抗菌剤、抗真菌剤、抗ヒスタミン剤、免疫抑制剤などさまざまなタイプがあります。
抗菌剤は用法や抗菌剤の種類の選択によって、耐性菌の原因になったり、効果が減弱されてしまうこともあるので、指示された通りの投薬管理が必要です。
抗ヒスタミン剤はアトピー性皮膚炎などのアレルギー性皮膚炎の治療に有用ですが、単独で痒みをとめる効果が低く、痒みの出る前から予防的に投薬を行う必要があります。

○ステロイド療法
ステロイドは使い方を間違わなければ非常に良いお薬ですが、無計画に一時凌ぎで使い続けることで、皮膚病を悪化・再発させる事があります。
一般的には、ステロイドは『痒み止め』として使用されることが多く、ステロイドを使用してはいけないとされる感染性皮膚疾患にも使用され、
ステロイドが切れると痒みが増し、またステロイドを使うという悪循環に陥って難治性皮膚疾患になってしまう子も多くいます。
このような場合は、できる限りステロイドを休んで行く事が必要となりますが、アトピー性皮膚炎や自己免疫性疾患のようにステロイドが必要な子には
積極的にステロイド療法を実施します。

○サイエンス漢方療法
当院では、痒みを抑えるという目的でのステロイド処方は極力抑え、皮膚の炎症を抑えるのに効果が高い、漢方薬を処方する事があります。
『サイエンス漢方療法』とは、西洋薬と同様に、症状に合ったお薬として漢方薬も選択肢に入れるという事であり、『陰陽論』や『五行論』といった、
漢方医学特有の考えは特に必要とされません。

漢方薬には、皮膚疾患に非常に有効なものが多くあり、それらの薬を西洋薬と同等に扱っていこうという考え方です。

○インターフェロン療法
近年「アトピー性皮膚炎」の治療薬として、免疫調節作用のあるインターフェロンが使われるようになりました。
アトピー性皮膚炎のすべての子に劇的な効果が認められるわけではありませんが、副作用が少なく、アレルギー体質の体質改善効果が
認められるため選択肢の一つといえます。

○免疫抑制療法
免疫機能の異常が関係している『アトピー性皮膚炎』や『自己免疫性疾患』などの、ステロイドの使用がなければ
コントロールが難しい子では、免疫抑制剤を使用することでステロイドの使用量を減らすことが期待できます。
また免疫抑制剤はステロイドより副作用が出にくいとされていますので、若齢の子では積極的に使用をしています。

 ○サプリメント
オメガ3脂肪酸はアレルギー反応を抑制する働きを持っています。藻類はオメガ3脂肪酸を多量に生成し、これは、海洋動物の体内組織の形成に役立っています。
魚や藻類にはナチュラルなオメガ3脂肪酸が豊富に含まれており、これらはアレルギー反応から犬を守る有益な食物になります。
また、地上の植物、それを食べる動物にはオメガ6脂肪酸が高い比率で含まれています。

スキンケア療法

現在の皮膚疾患の治療は、主に投薬を行ったり薬用シャンプーを使用し、病原体を除去する治療が行われています。
当院でも、皮膚疾患における治療には、投薬は必須となります。
しかし、より高い治療結果を期待するには、皮膚のコンディションを健康に整えていく『スキンケア療法』が重要となります。

○シャンプーの選択
シャンプーを行う目的は、『過剰な皮脂の除去』、『アレルゲン・病原体の除去』、『皮膚バリア機能改善』などがあります。
この3つを組み合わせることで、シャンプーの効果を最大限に発揮できるのです。
逆に、誤ったシャンプーを行う事で、難治性皮膚疾患へと陥ってしまう事があるぐらい、シャンプーは非常に重要なのです。

例えば、
皮膚病になりやすい→皮膚が弱い→低刺激シャンプーの利用というような場合、本当に皮膚が弱くて起きている皮膚疾患であれば良いですが、
別の原因で起きている皮膚疾患の場合は、『低刺激シャンプーの利用』が、悪化の原因になることもあるのです。症状に合ったシャンプー選びが大切です。
また、皮膚の状態に合わせて適切なシャンプー剤も変化する事があります。
毒にも薬にもなり得るシャンプー、正しいシャンプーをご使用願います。

トリミング施設併設のメリット

1.動物看護師とトリマーライセンスを持つスタッフの、正しいお手入れ方法の指導による皮膚病の予防
2.皮膚病になってしまった場合の獣医師による正しい診断・治療
3.再発を出来る限り回避する為の維持法(食事・サプリ・お手入れ・シャンプー)

トリミング施設を併設することでこれらをトータルでサポートする事が可能となっています。

根気よく治療を続けていただくために

皮膚病の治療は時に、数ヶ月~年単位といった期間を要する事があります。
当院では、飼い主様に根気よく治療を続けていただくために、当院にて薬用シャンプーをご購入頂いた方には、薬浴(薬用シャンプーを用いたシャンプー)を特別価格でご利用頂けたり、処方食購入時のスタンプ制を導入し、経済的負担を軽減出来るサービスもご用意しておりますのでご利用下さい。